努力とは莫迦に恵えた夢である

努力とは莫迦(バカ)に恵(あた)えた夢である


さすが毒舌で知られる故 立川談志師匠の言葉です。

どんなにヒドイことを言っても、どこかしら的を射ているからこそ毒舌になるのです。

もし誰にも刺さらない言葉ならそれこそただのバカになってしまいます。



努力や頑張りが全くの無駄だとは私も思いません。

しかし、ただ頑張れば良いわけではありません。


努力とは文字通り力なのです。

そして力は使い方が重要です。


目標と手段を決めてその方向に突き進む


その時に力が必要になることもある、という感じでしょうか。


努力はあくまでも手段の1つなんです。

努力するタイミングは目標と手段を考えるという大切なプロセスを踏まえてから。

そのことを忘れてしまってはとんでもなく効率の悪い方法を取ることにもなりかねません。



例えば東京から大阪まで行くのに徒歩で行く場合。


到着に何日もかかる?

なら走ればいいじゃない

・・・これが努力です。


私ならそんな努力なんてしません。

新幹線なり、飛行機なり、長距離バスなりを使うはずです。



この例えなら、なるほどと思う人も、なぜか他のことだと『努力します』と言ってしまう。

それは考える力がないからでしょうか?

だから『莫迦に恵えた夢』なのかもしれません。



頑張るというのは読んで字のごとく


頑なに張る


ことです。

頭を柔らかくしてより効率的に目的に辿り着く手段を考えることとは真逆です。


努力が不要だとは言いません。

しかし、使いどころを考えましょう。

と、言うことです。



物理的な力を発揮するためには脱力が重要だと言われています。


必要な瞬間、必要な筋肉のみ力を入れる


そうすることで力が発揮できるのです。

全身の力を入れ続けていることが一番力を発揮できるわけではありません。

それと同じです。


集中すると視界が狭くなり、周りが見えなくなってしまいます。

もちろん、集中した時は周りに気を配っている時よりも強い力を発揮できるでしょう。

どちらも一長一短なのです。



要は集中と分散のバランスなのではないでしょうか?


会社や学校では頑張るとか努力を求められることがありますが、本来は目的を達成するための手段の1つでしかないことを頭の片隅に入れておいても良いのではないでしょうか。

ライフスタイル ラボ

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