リボ払い カード会社が 推す理由
リボ払い、使ってますか?
とても便利ですよね。
なにせ毎月どんなに使っても支払う額は基本的に固定されていますから。
・・・という営業トーク、最近よく聞くようになりました。
なんでこんなにリボ払いをお勧めしてくるのでしょう?
便利だから?
確かにそうです。
あなたにとって、ではないですよ。
カード会社にとってです。
なにせどんなに払ってもほとんど元金減らないですから。
カード会社にもよりますが、まずは月の支払い上限が5000円、1万円の買い物の場合で見てみましょう。
一括ならもちろん2回払いでも手数料、利子はかかりません。
ところがリボ払いは一回目の支払いから利子+手数料がかかります。
支払う額は5000円で固定ですから5000円の中に利子+手数料が含まれます。
5000円=元金+利子+手数料
になります。
手数料は会社によって利子は残金によって変わってきますが、ここでは一律100円で計算します。
だいたいのイメージだけ掴んでください。
一律100円なので
5000円=元金(4800)+利子(100)+手数料(100)
元金が4800円支払われましたので残金は5200円。
これは翌月以降に繰り越されます。
そして翌月の支払いも同じく
5000円=元金(4800)+利子(100)+手数料(100)
元金が4800円支払われましたので残金は400円
これは翌月以降に繰り越されます。
残金は400円ですが、ここにも利子と手数料がかかります
600円=元金(400)+利子(100)+手数料(100)
10000円のものがリボ払いにするだけで10600円。
ここまでなら利用者にもメリットがあるかもしれません。
しかし、注意点があります。
この手数料は買い物1回1回にかかる
つまり1回リボ払いを選択するごとに手数料が100円上乗せされるのです。
月の支払い上限が5000円、1万円の買い物を2回した場合
5000円=元金(4600)+利子(100)×2+手数料(100)×2
元金が4600円支払われましたので残金は15400円。
これは翌月以降に繰り越されます。
そして翌月の支払いも同じく
5000円=元金(4600)+利子(100)×2+手数料(100)×2
元金が4600円支払われましたので残金は10800円。
これは翌月以降に繰り越されます。
そして翌月の支払いも同じく
5000円=元金(4600)+利子(100)×2+手数料(100)×2
元金が4600円支払われましたので残金は6200円。
これは翌月以降に繰り越されます。
そして翌月の支払いも同じく
5000円=元金(4600)+利子(100)×2+手数料(100)×2
元金が4600円支払われましたので残金は1600円。
これは翌月以降に繰り越されます。
そして翌月の支払いでやっと終わりです。
2000円=元金(1600)+利子(100)×2+手数料(100)×2
はい、2回買い物しただけで2000円ほど高くなりました。
ちょうど一割ですね。
これが3回、4回となっていけばどうなっていくのか推して知るべし、です。
それで、元金がほとんど減らなくなったところで、毎月の支払額が5000円が1万円というように増えます。
カード会社がリボ払いを推す理由、お分かりになりましたでしょうか。
リボ払いをするのであれば、このことを理解した上で使った方が良いかもしれません。
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