自立支援の考え方
私たちのしていることの1つに自立支援があります。
社会的な自立
経済的な自立
精神的な自立
様々な自立があります。
いつも1人で生きていかなければいけない訳ではないですが、常に誰かに依存していなければいけない人生はとても不安ではないでしょうか?
そのために私たちは1人でも生きていける強さを身に付けておくことをお勧めしています。
自分の人生は自分で歩んでいくものですから。
自立支援の難しいところに
どうやって離れていってもらうか
があります。
自立するためには自分で立つ力が必要です。
最初からその力がある人には何もする必要もありません。
しかし、まだ自立する力がない人(クライアント)に対して私たちは支えになるようにしています。
導くとか、引っ張っていくという訳ではありません。
ただ支えるだけ。
依存しようとすると物足りないと感じるはずです。
自立は私たちが『させる』ものではありません。
クライアント本人が『する』ものなのです。
ではどうしたら自立しようと思うのか?
私たちは強いリーダーシップを発揮して・・・なんてことはしません。
あえて逆に
こいつには頼れないな
と思われるようにしています。
多くの子供は第二次反抗期を経て大人になります。
自分の親に反抗することで自立していくのです。
それと同じように私たちから離れていくことをクライアント本人に決断してもらうのです。
経済的な話で言えば、収入を得る方法は教えても経済的な援助はしない、という方法を取ります。
収入を得る方法を知り、実践できればもう経済的な面で私たちを必要とはしなくなります。
もちろん物足りないと思われることで離れていくことを選ぶようになるのですから、それまでクライアントから否定的なことを言われたりします。
自立を促すためにあえてそうしているのですが、否定され、離れていくようにするのはやはり辛いこともあります。
でも、私たちは私たちを必要とされることより、クライアント本人の自立を目指しています。
クライアント本人が『自立』するために『支』えて、応『援』する
それが私たちの自立支援です。
0コメント