目的と目標
目的と目標の違いがわかりますか?
的(まと)と標(しるべ)で考えるとわかりやすいかもしれません。
的はゴールです。
標はスタ・スタローン・・・ではなく、目印です。
代々木から新宿三丁目まで行くとします。
まずは山手線に乗って新宿駅を目指す。これが第一目標です。
新宿駅で乗り換えて東京メトロで新宿三丁目へ行く、これが目的です。
別に目的地に着くためには山手線じゃなくても総武線でも良いですし、新宿から新宿三丁目は歩いていくかもしれません。
歩くのが好きな人なら代々木から新宿三丁目まではそんなに苦になる距離ではないですね。
・・・土地勘ない人ごめんなさい。
目的に着くための目印が目標。
良い学校を出て、良い会社に入って、良い人生を送る。
良い学校を出て、良い会社に入るが目標。
良い人生を送るが目的。
この流れが今の時代、今のあなたに合っているかどうかは別としてそういうやり方もあると思います。
でも新宿三丁目を目的地にするのと同じで目標は1つじゃないんです。
山手線一周しても良いんです。
効率的じゃないかもしれないですが、目的地に着くことが目的なのですから。
目標が達成できなくても、そこから目的地着く手段を選べばいいんです。
目的にたどり着くために目標を立て、目標に達することで目的に近づいていく。
だから目標を立てなさい、目標を立てなさいとアドバイスする人がいますが、そもそも目的、やりたいことがなかったりするといくら目標を立てたところで、目的には辿り着かない。
ゴールがないわけですから、当たり前ですよね。
目標を立てなさい、というアドバイスが有効なのは目的がある程度決まっている人だけです。
だからまず目的を決めましょう。
はっきりしてなくたって構いません。
幸せな人生を送る、でもなんでも良いのです。
ただ、目標を目的にはしない方が良いでしょう。
やってしまいがちなのは
年収1000万円
などのお金に関することです。
お金は手段で目的ではありません。
試しに家の中に一億円置いたままでずーっと使わずにいることを想像してみてください。
・・・邪魔なだけじゃないですか?
使えないお金は邪魔なだけです。
お金は使うことに意味があります。
つまりお金を手に入れるその先があるんです。
その先があるものは『目標』です。
その収入で何をしたいか、それをじっくり考えてください。
目的をはっきりさせれば目標を立てる意味も出てきますし、達成する意欲もわいてくるはずですから。
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