欧米の考えるリーダー論
リーダーには五つの要素が必要だと言われています。
知性
説得力
肉体上の耐久力
自己制御能力
持続する意思
この5つを備えていたと言われるのがユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)です。
多くの人がなるほどなーと感心していることですが、これがリーダーの資質ではないと考えていたと思われる人がいます。
それはユリウス・カエサルです(笑)
その証拠に彼の後継者にはオクタビアヌス、後のアウグストゥス当時10代前半の少年を指名しています。
彼はこの5つを持っているとはとても言えない人でした。
カエサルは自分が死ぬとは考えておらず、オクタビアヌスの成長を待った、という意見もありますが、カエサルは遠征に行く直前に遺書を書き直しています。
軍事の天才とは言え戦争に行くのに死を考えなかったとはなかなか考えづらいのではないでしょうか?
衛生面も医療も充分ではない居場所へ行く予定だったのですから。
結局遠征前に自分の部下に暗殺されてしまうわけですが・・・
リーダーの資質を備えていたはずカエサルですが、部下に裏切られ、自分とは全く違うタイプの人物を後継者に選んでいます。
きっと5つの要素だけでは語れない何かがあるのでしょう。
それに気付けるのが知性なのかもしれませんね。
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